子どもの面倒を直接にみるという

子どもはそれにまるで耳を貸さない

子供に手がかからなく
母親がときにまちがって

です。
「あなたみたいな子は、何も食べなくてよろしい。もう、ご飯なんか作ってあげないわ」
「片づけたばっかりなのに、またこんなに散らかして。お母さん、二度とそうじなんかしてやらないからね」
ものを大事にしないなら、もう絶対に何も買ってあげませんよ
このしてやらない式の叱り方は、ほとんどすべてのお母さんが、口にした経験をお持ちでしょう。もっとも簡単な叱り方の一つですし、身のまわりの面倒を見てやらないというのは、お母さんの切り札なのです。

勉強とは思っていない。

しかし残念ながら、これも上手なしつけの言葉としては失格です。理由の第一は、現実的な罰の場合と同様です。良いことだからする、悪いことだからしない、と教えるのではなく、脅しとの取り引きによって言うことを聞かせるのでは、本当に身に付いたしっけにはなりません。
さらにまずいのは、こういった脅しはまず実行されることがない、という点です。
なに腹を立ててもうご飯を作ってあげないと怒鳴っても、夕食の時間になれば、ばりお母さんはご飯ですよと声を掛けるでしょう。
どんやっごく幼いうちには効果もあったかも知れませ子供だって、そんなことは百も承知です。
んが、たびたび言われるうちどうせお母さんは口ばっかり
これではせっかくのお説教が役に立たないだけでなく、ということになります。

子どものやる気を出させるため

威も失墜です。
親の権それならばいっそ、黙ってストライキを実行したほうが、まだましと言うものです。そこまでやる気がないのでしたら、スッパリと頭を切り換えて、してやらない式の叱り方とは、もうさようならしてみませんか。
子供がもっとも傷つく言葉とは【禁句】
なまいき言うんじゃないの親に養われているくせに……【名句】
あなたはそういう考えなのね。
でも、お父さんもお母さんも反対よ。
だからいけませ
いったい誰のおかげで食っていけると思っているんだ養われてるくせに
親が口にすべきでない叱責のうちでも、この類いの言葉は禁句中の禁句ではないかと思います。これらは主に、比較的年齢の高い子に向かって、お父さんの口から言われることが多いようです。逆に小さい子には、お母さんがよく「そんなわけの分からないこと言う子は、お母さんいりません。出て行きなさい」こんな悪い子はウチの子じゃないわ
などと言いますが、これも同じ質のものです。
改めて言うまでもなく、子供は親の庇護がなくては一人前の生活を営むことはできません。勉強ばかりさせられている

母さんはもうたまらないのだからね。

この、いわば子供の弱みを逆手に取って言うことを聞かせようとは、ルール違反もはなはだしいのではないでしょうか。いえ、生きてゆくという子供の基本的な権利をタテに取るのですから、それはもはや叱責などではなく、脅迫そのものとさえ言えます。
こう言われた子供はどうするでしょうか。受け取り方は年齢によって様々でしょうがまず言えるのは、自分の無力さを思い知らされることでしょう。養われているくせにと言われれば、確かにそのとおりなのです。
この点に関しては反論することができません。
自我がはっきりと育ちつつある中学生以上の子供でしたら、自活できないばかりにそう言われることの口惜しさを心底味わうはずです。

子どもがいるとすぐ
子どもにつらく当たることが普通と思われてきた。

才能はないと悟って

母親は何もカリカリするに及ばないそんなやり場のない怒りに親は案外気付きませんが、こんな心ない叱責が続けば、最悪、家出や非行化の原因になることだって充分に考えられます。
そこまで自我の確立されていない子、幼い子供の場合はどうでしよう。どんなに聞き分けがないように見える子供でも、親の愛と庇護を失うことを根源的に恐れています。ですから出て行きなさいこの言葉は養われているくせにの裏返しだと思いますの一言には、結局従わざるを得ません。けれどもそれはあくまで、脅迫に屈したからです。いけませんという親の叱責を聞き分けたためではありません。
ここに落とし穴があるのです。親は子供が言うことを聞けば、とりあえず安心してしまいます。でも本当の良い子と、親の顔色をうかがっておとなしくしている子とは、天と地ほども違うのです。こんないじけた子供を作る言葉はくれぐれも慎まねばなりません。
度で分からないのは当たり前【禁句】
何べん言わせれば気が済むのツー【名句】
一度で直すのは難しいかも知れないね。

教育方針は私たちが自分たち

でも、いけないことなのだから気を付けなさ一度説明されたことはその場で理解ができ、故意でない限り二度と同じ過ちは繰り返さふ父さんが上司に、この書類はこう処理するようにと指示されて、一度でそれを飲み込めなかったり、この場所に生ゴミを捨ててはいけないと注意されたお母さんが、平気でそれを二度三度とやれば、無能者と思われたり人格を疑われても致し方ないでしょう。
これらは、大人の世界であれば本来当たり前のことです。
たとえば会社勤めのお
けれども、子供は実際こうはいきません。むしろ五回でも六回でも、同じ過ちを繰り返すほうが当たり前です。失敗しないための注意をお母さんから受けても、はじめのうちは上手くできないのが自然なのです。
我が子がそれほど飲み込みが一方、悪く、聞き分けのないことに、親はどうしても大人の感覚でものを考えますから、すぐにイライラしてしまいます。
そして、
何度も言わせるんじゃありませんお小言になるわけです。
という、困ったことに、親が何度もと言う場合、たいていそれは二度目か三度目なのです。


勉強ばかりさせられている 母さんだって完璧じゃない 子どもに無理をさせた覚えはありません。